クロスバイクやロードバイクで走行中チェーンが外れて困ったことはありませんか?
今回はチェーン落ちした時の対処法を説明します。
また、チェーン落ちを防止するためにはどうしたらよいかも解説していきます。
チェーンが外れた時の対処法
フロント側でチェーン落ちした時の対処法です。
プーリーを押してテンションを緩める
写真のようにテンションプーリーをフロントリング側に押します。プーリーゲージを押せば手を汚さずに作業できます。チェーンがだらんと緩んでいるのが分かるかと思います。
チェーンをフロントリングに引っ掛ける
左手でプーリーを押さえたまま、右手でチェーンをフロントリングに引っ掛けます。
チェーンを直接触る必要があるので、ティッシュなどで指が汚れないようにしたいですね。(私はいつもその辺に落ちている葉っぱをティッシュ代わりにしています。)
ペダルを逆回転させる
引っ掛けたチェーンが外れないように注意しながら、ペダルを逆回転させます。するとチェーンが元の状態に戻ります。
チェーンがフロントディレイラーやチェーンキャッチャーに引っかかる場合は、手で無理やり引っ張ります。(最後は力技です)
チェーンが外れやすいシチュエーションと対策
ライド中チェーンが落ちやすいシチュエーションを学びましょう。
段差を乗り越えるとき
段差を乗り越えるとチェーンが上下に暴れてチェーン落ちすることがあります。
対策
- 段差はゆっくり超える
- 大きいギヤを使う
大きいギヤとはフロントではハイ、リアではロー側のギヤのことです
チェーンのテンションが上がって、暴れづらくなります。
変速中
変速中もチェーン落ちしやすい瞬間です。変速中にトルクがかかっていると、チェーンがうまく嚙み合わずに外れてしまうことがあります。
また、段差を乗り越える時に変速すると、前述の通りチェーンが暴れて外れやすいです。
トルクがかかっているとは、ペダルを強く踏み込んでいる状態のことです。
対策
- 変速時はトルクをかけない。(軽く漕ぐ)
- 段差では変速しない
自転車に問題がある場合と対処法
そもそも、自転車自体に問題がある場合もあります。
チェーンが伸びている
チェーンは使っているうちに伸びます。(正確には削れて隙間が広がっていきます。)チェーンが伸びていると、チェーン落ちしやすくなります。
チェーンが伸びているか確認できる工具もあるので気になる人は調べてみてください。
対策
- チェーン交換(交換時期の目安は8速用チェーンで5000km~くらいです)
変速機の調整不足
変速機には、チェーンがこれ以上外側や内側に動かないようにする機構が備わっています。
ここの調整がうまくできてないと、頻繁にチェーン落ちします。特にリア側でチェーンが落ちる場合はここを疑いましょう。少しむずかしい調整なので、またの機会に詳しく説明します。
対策
- 自転車屋さんで調整してもらう
チェーン落ちを防止するパーツ
チェーンキャッチャーを付けることで、チェーン落ちをある程度防止できます。また、チェーン落ちしても、フレームが傷つくのを防いでくれる効果もあります。
まとめ
今回はチェーン落ちについての説明でした。クロスバイクやロードバイクにトラブルはつきものです。一つずつ対処できるようになりましょう。
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