クロスバイクやロードバイクを所持している人の心配事のひとつに、盗難があります。SNSでも盗難に遭ったという投稿をよく見かけますよね。
とはいえ、盗難が心配で気軽に出かけられない、というのはもったいないです。
今回はそんな悩みを解消すべく、盗難防止に効果的な対策と、おすすめの鍵を紹介します。
この記事を読んで、ご自身の盗難対策に生かしていただければ幸いです。
盗難対策
盗難対策に効果的な方法を3つご紹介します。
室内保管
一番の対策は室内保管です。
そんなの分かってるよ!という声が聞こえてきそうですが、やはりこれが最強の対策と言えるでしょう。
室内保管すれば、泥棒に入られない限り、自転車を盗まれることはありません。
また、雨やほこりから自転車を守れる、インテイリアとして楽めるといったメリットもあります。晩酌しながら、自分の愛車を眺めるのはなかなに贅沢な時間です。
一方で、室内保管にはデメリットもあります。自転車の出し入れが面倒、スペースを圧迫する、同居人の許可が必要、部屋が汚れやすいなどが挙げられますね。
特に、マンションやアパートの上階に住んでいる人は、毎回の出し入れは大変だと思います。
自分は、クロスバイク購入当初は室内保管していましたが、しばらくすると面倒臭くなり駐輪場に停めるようになりました。逆にロードバイクに関しては毎回室内保管するようにしています。
室内保管するかは、保管の手間と自転車の価値を天秤にかけて決めるのがいいかと思います。
鍵のかけ方
室外保管する際の鍵のかけ方を紹介します。
盗難防止に効果的な鍵のかけ方は以下の2つです。
- 地球ロック
- 鍵を複数つける
地球ロックとは自転車のフレームを柵やポールなどの構造物に括り付ける施錠方法です。スポーツバイクは軽いので、本体のみのロックだと、そのまま持ち運ばれてしまうリスクがあります。それを防止できるのが地球ロックです。
また、鍵を複数つけることで盗難率を下げることができます。例としては、地球ロックした上で、フレームと車輪に鍵をかけるような感じです。
駐輪場所や時間に気を付ける
SNSで、ロードバイクを盗まれたという投稿を見かけることがあります。盗まれた状況でよくあるのが、デパートや駅周辺の駐輪場など、人通りが多い場所です。
私見ですが、カーボンロードなどの高価格帯の自転車は、上記のような普段使いには向かないと思います。目立ちますし、パーツのバラ売りができるので、窃盗目的の犯罪者に狙われやすいです。
したがって、高級な自転車を、長時間人通りの多い場所に停めておくのはおすすめしません。
逆に、クロスバイクやエントリークラスのロードは、転売目的というよりは、出来心で窃盗されるリスクが高いです。前述の地球ロックや複数ロックをすれば、人通りの多い場所でも比較的安全だと言えます。
鍵の種類(強い順に紹介)
U字ロック
最強の鍵はU字ロックです。生半可な工具では切断することはできない耐久力を持つ一方、重量もトップクラスです。正直、ライドには持って行きたくありまん。自宅の駐輪場で使うのが一般的かと思います。
場所によっては地球ロックしづらいという欠点もあります。
チェーン錠
高い防犯性能を備えつつ、携帯性もそこそこなのがチェーン錠です。長さがあるので地球ロックもしやすく、おすすめできる製品です。私は泊りがけの自転車旅に行く時に、このタイプの鍵を愛用しています。
写真の鍵の重さは300g強です。
リング錠
ママチャリによく採用されるタイプです。自転車に直付けなので、鍵を持ち歩く煩わしさから解放されます。耐久力も高いですが、当然これ単体では地球ロックはできません。
クロスバイクにおすすめの鍵ですが、つけるとスポーツバイク感が・・・
ケーブル錠
クロスバイクで一番使われている(個人的な意見)鍵です。ワイヤー錠を束ねて太くしており、ニッパーでは切断できません。ポケットに入らないので、車体に取り付けられるタイプがおすすめです。
鍵をかける時、かさばってやりづらいのは私だけでしょうか?
ワイヤー錠
耐久力は一番低いですが、軽くて持ち運びしやすいタイプです。ニッパーやワイヤーカッターで簡単に切断されてしまうことは覚えておきましょう。
私がロードバイクでトレーニングに行く時は、軽さを重視してこのタイプを使用しています。コンビニで短時間だけ使用する前提です。写真の鍵は100gほどです。
出来心による犯行を防ぐ、という観点ではついてるだけでも効果があります。
まとめ
今回はクロスバイクとロードバイクの盗難防止と鍵について紹介してきました。いろいろな種類の鍵がありますが、基本的に重さと防犯性能はトレードオフです。用途に応じて鍵を選択しましょう。
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