【どっちを買うべき?】クロスバイクとロードバイクの違いを解説

初心者向け

スポーツバイクといったら、クロスバイクとロードバイクを指すのが一般的です。

スポーツバイク初心者は両者の違いがよく分からないかもしれません。しかし、比較してみると様々な違いがあることに気づくと思います。

この記事では見た目や用途、価格などの視点からクロスバイクとロードバイクを比較し、その違いを解説します。

この記事を読めば、スポーツバイクを購入する際、何を考慮して選べばいいのかが分かるようになります。

クロスバイクとロードバイクの違いとは

見た目の違い

・ハンドル形状

見た目で一番わかりやすい違いは、ハンドルの形状でしょう。クロスバイクのフラットバーに対し、ロードバイクのドロップハンドルは特徴的な形状をしています。

フラットバーハンドル
ドロップハンドル

フラットバーはマウンテンバイクで採用されるハンドルで、バイクコントロールに優れます。細かいハンドル操作や、段差を乗り越えるときなど、街乗りでも活躍してくれます。

一方、ロードバイクのドロップハンドルは長距離を楽に走れるように作られています。ブラケット(出っ張ている部分)に手を置くと、ひじが横に出っ張らず、自然な姿勢のライドポジションがとれます。また、上ハンドルや下ハンドルを持ち、ポジションを変えることで、疲労を分散することができます。

・コンポーネント

Aceraのディレイラー+アマゾンで買ったクランク
Ultegraのディレイラーとクランク

コンポーネントとは変速機やクランクなどを総称した呼び名です。略してコンポと言います。クロスバイクにはマウンテンバイク用コンポ、ロードバイクにはロード用コンポがついているのが一般的です。

・タイヤの太さ

28C
25C

クロスバイクのタイヤ幅は28C~32C(C=ミリメートル)が主流です。

一方で、ロードバイクは25Cが主流で、28Cはコンフォートモデル(乗り心地を重視したモデル)などで採用されます。

写真だと違いが分かりにくいですが、実際乗ってみると28Cのほうが安定感があります。

・ブレーキ

Vブレーキ
キャリパーブレーキ

クロスバイクはVブレーキが主流です。制動力が高く、昔のマウンテンバイクにも搭載されていました。

一方で、ロードバイクにはキャリパーブレーキが搭載されています。コンパクトでスポーティな見た目です。

最近は、どちらの車種でもディスクブレーキ搭載車が増えてきました。リムブレーキ(Vブレーキやキャリパーブレーキ)に比べ、雨天時の制動力が高いのが特徴です。

油圧ディスクブレーキのレバーの引きはくせになる滑らかさです。気になる人は自転車屋さんで触らせてもらいましょう。

用途の違い

クロスバイクは街乗りを考慮して作られた自転車です。前述の見た目の違いは、街乗りに快適なパーツを付けた結果です。ということで、クロスバイクが得意なのは通学や街ぶらなどのポタリングになります。

一方で、ロードバイクは長距離を速く走るために作られた自転車です。週末のロングライドやヒルクライムなど、本格的に自転車趣味を楽しみたい人に向いています。街乗りに使用するにはオーバースペック感があります。

重量の違い

クロスバイクは頑丈な作りになっているので重量があります。車体の重さは11kg~13kgくらいではないでしょうか。

ロードバイクは走ることに必要ない部分がそぎ落とされています。そのため、エントリー車でも9~10kg程度になるでしょう。

自転車の重量が顕著に影響するのは登りです。ヒルクライムをする人は軽量化に尽力しています。一方で、平坦を走る場合は車体の重さはそれほど影響しません。

初めてスポーツバイクを購入するひとは、車体の重さを気にする必要はないと思います。

価格の違い

クロスバイクは5万くらいから購入できます。各種パーツを低グレード品にすることで価格を抑えています。

ロードバイクは10万くらいから購入できます。ロード用のコンポがそこそこ高いこともあり、クロスバイクよりは値が張ります。

どちらを買うべき?

りん
りん

どちらを選ぶかは用途によって決めるのがいいでしょう

通学やポタリングなど幅広い用途で使用するひとはクロスバイクが向いています。

休日にがっつり本格的に乗りたいひとはロードバイクをチョイスしましょう。

見た目で選んでしまってもいいと思います。お気に入りのデザインの自転車は所有欲を満たしてくれます。(実はそれが一番重要なことなのかもしれません)

まとめ

クロスバイクロードバイク
見た目・フラットバーハンドル
・マウンテンバイク用コンポ
・タイヤ28C~
・Vブレーキ
・ドロップハンドル
・ロード用コンポ
・タイヤ25C
・キャリパーブレーキ
用途・通学
・街乗り
幅広い用途に使いたい人向け
・ロングライド
・ヒルクライム
本格的に乗りたい人向け
重量11kg~13kg10kg以下
価格5万円~10万円~

今回の記事はここまでです。スポーツバイクを購入する際の一助になれば幸いです。

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